【書評】魅力的に描かれた細川ガラシャを通じて、歴史への興味が湧く作品 | 細川ガラシャ婦人
私は生まれも育ちも熊本県なのですが、初代肥後熊本藩藩主を細川忠興だと思っていたほど歴史が大の苦手です。
今まで歴史が苦手過ぎて開き直り、郷土の歴史について全く関心を抱かずにきたのですが、この本は歴史的背景をしっかり描きながら、ガラシャが信仰と出会い、信仰により成長していく姿が魅力的に描かれており、のめりこんでしまいました。
三浦綾子さんの『氷点』が好きだからなんとなく手に取ったのですが、ガラシャやガラシャの父・明智光秀の人間性に心惹かれ、ガラシャが残した息子たちについて興味を抱き、関連書籍やインターネットで調べるようになり、観光に役立つ知識をたくさん得ました。
近々県外の友人が遊びに来るので、案内と解説をしたいと思っています。細川ガラシャや細川家に興味のある方だけでなく、戦国時代や明智光秀について知りたい方にも読んで頂きたいです。
回答者:30代 女性
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