もともと文章を書いたり読んだりするのが好きだったため、太宰治の独特な言い回しを自分の文章に反映してみたり、使われている熟語や漢字を調べることによって、自分の語学力を高めるきっかけとなりました。

また、高校の前期入学試験の面接で、「好きな作家は？」と聞かれたときに、太宰治の名前を出し、独特な言い回しや使われている言葉を調べて自分の語学力を高めたことを話すと、ちょうど面接官の先生が国語の先生だったようで、とても興味を持っていただき、「将来の芥川賞ですね」と賞賛されました。そのおかげもあり、見事その入学試験は合格できました。

また、同時に行われた小論文の入学試験でも、その実力を発揮し、太宰治のような斜め横から物事を捉えるような書き方ができたため、自分でも満足しています。太宰治のこの本があったからこそ、私の入学試験は上手くいったのだと思っています。

回答者：20代 女性