【書評】責任転嫁や言い訳が自分を苦しめていたなんて知らなかった。視点がひっくり返ります | 嫌われる勇気


一言でいえば発想の転換に役に立ちました。自分と他者との関係を考えるときに、日本人的には相手の気持ちを思ってというのが先に立つと思いますが、この本ではまず自分の位置から見るようになります。

相手の気持ちを思うというのは翻って言えば相手のせいにすることにもなりかねません。あの時あの人がいたから、あの人がこう言ったから、という思考で無意識に行動していた結果が今につながっているという考えは責任転嫁して生きていた自分をグサッと刺してきました。一方、事をおこすときには責任を自分で引き受けるのだから、誰が何を言おうと構わないという吹っ切れた気持ちにもなりました。

考えるべきはまず自分の気持ち、行き先。他者との関係を持ち出して立ち止まるのは無意味であることを対談を通して学ぶことができました。どうしても横並びの行動しかとれない私のようなタイプにはとても役に立ちました。

回答者:40代 女性


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