この本が出版された当時、子供が闘病生活を送っていました。

子供が検査を受けている時間や、看病している合間に読了させて頂きましたが、なんといっても、主人公の方のガン宣告を受けても、夢や希望を亡くなる最期まで諦めない部分にとても共感を受けましました。我が家だけでは無いと思いますが、看病と家庭の事と育児等など、私自身が、ゴールの見えない生活に心身ともに疲れていました。

この本の主人公は確かに亡くなりましたが、彼女の病気と闘う姿勢や何よりも彼氏さんの存在は、大変に大きかったのだと思われます。実際、私も沢山の方々に支えられました。

人は、確かにいつか亡くなるものです。誰も、自分自身の余命などわからないまま・・・もしかしたら寿命がある事すら考えもせずに生活されている方が、多い時代なのかもしれません。彼女の最期の最期までの生きた証は、今でも私自身の心に残っていますし、諦めない強い心を持ち続け希望を抱いて生きていく人生の姿勢を教えられた一冊です。

回答者：40代 女性