【書評】入念な加害者家族への取材がとてもリアル | 加害者家族

加害者家族
著者: 鈴木 伸元
ISBN:4344981944 / 発売日:2010-11-27
出版社.: 幻冬舎

数年前に起きた、女子中学生が友人を殺害した事件で、加害者の父親が自殺をしたというニュースを知ってから、加害者家族の苦しみというものにとても興味が沸き、この本を読んでみることにしました。

実際に起きた事件の、加害者家族への接触取材によって得られた情報をもとに書いてある本なので、とてもリアルで、読んでいて胸が苦しくなるほどです。今はインターネット・SNSの時代なので、重大な事件が起こると、それが報道された数分後には加害者家族の身元や顔写真がインターネット上に出てしまう、という恐ろしい時代です。

そして、犯罪を犯したのが、成人ならまだしも、未成年が大きな事件(殺人事件等)を起こしてしまうと、半分以上は育てた親の責任!と言わんばかりに、インターネット上でつるし上げられ、袋叩きになってしまいます。私にも主人・子供がいるので、万が一…と考えてしまいました。

回答者:40代 女性

加害者家族
著者: 鈴木 伸元
ISBN:4344981944 / 発売日:2010-11-27
出版社.: 幻冬舎

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