どんな人でも楽しく読めて、気軽に速読トレーニングが出来る一冊! | [書評]1日が27時間になる! 速読ドリル
気軽に楽しく速読トレーニングを試せる一冊!
本書の初めには、速読の原理やどんな人に速読が向いているか、またどのようにすれば速読が出来るようになるのかが簡潔にまとめられています。その後は速読が出来るようになるためのたくさんのトレーニングや、それらのトレーニングを日常生活で行うコツなどが記載されています。
本書に記載されているトレーニングを繰り返したり、または日常生活の動作を少し意識してトレーニングに活かしたりと、大変充実した内容の一冊だと思います。トレーニングは気軽に楽しく出来るものが多いので、一人で読むのはもちろん、誰かと一緒に試してみるのも楽しいのではないかと思います。
楽しみながら出来る速読トレーニングが満載!
本書には多くの速読のためのトレーニングが記載されています。トレーニングと言っても、いわゆる“脳トレ”のようなものといいますか、ちょっとやってみたいなと興味を惹かれるような面白い内容のものが記載されています。
本書のみで出来る間違い探しや文字の並べ替え、また少し手間ですが筆記用具を用いて行う再現トレーニングなど、いろいろな種類のトレーニングを試すことが出来ます。本書の約半分はトレーニングのページとなっていて、ボリューム満載のやりごたえです。
内容に関しては難解なものはなく、誰でも楽しめる内容ではないかと思います。
読書が苦手な人にこそオススメ!最後まで楽しく読み進められる!
本書の半分ほどはトレーニングのページとなっていて文章自体は少ないので、読書が苦手な人でも読みやすいと思います。
著者も本書の中で以下のように語っています。
ところで私は、本を読むのが苦手だと思っている人のほうが、むしろ速読の習得は早いと思っています。なぜなら、本を読んで理解するクセがついていないからです。
速読ができるようになるためには、「トレーニング」が必要です。つまり「読んで理解」しようとするクセを「見て理解」するように矯正するトレーニングです。
本書のトレーニングにはそのクセを矯正するための工夫が取り入れられているとしています。
文章が少ないため、読みやすい一方で内容が希薄かと思いきやトレーニングがたくさん記載されているので物足りなさは全く感じません。読書が好きな人にも苦手な人にもオススメ出来る一冊なのではないかと思います。