【モリのアサガオ】刑務官と死刑囚という関係だったからこそ、この二人は親友になれたと思います | おすすめ漫画感想
新米の刑務官と死刑確定囚の友情のストーリーです。扱ってる題材が題材なだけに、非常に重くてやるせない気持ちにもなりますが、とても考えさせられる内容です。物語は刑務官の視点で進んでいくのですが、その中で出会う死刑囚たちが普段どんな風に過ごしているのか、他の刑務官は何を思いながら働いているのか、刑務所というのはどんなところなのか、など、普段は知り得ることのない世界を覗き見ているようです。
作者さんは実際に刑務所に取材にも行かれているようで、そのリアルさがヒシヒシと伝わる内容です。実際に泣きながら読んでいたのですが、一番心に響いたのは、人と人との心のやりとりです。冒頭に書いたように、刑務官と死刑囚の友情にとても胸が熱くなったり、辛くなったりしました。
二人は同い年で、幼い頃は、それぞれ違う土地で野球をやっていたという共通点があります。相手の行動や態度一つで心が大きく乱れたり揺さぶられる姿は、とても人間味に溢れていて、野球を通して二人が心を通わせていく姿はほっこりすると同時に、お互いの立場をその瞬間だけは忘れてしまいそうになります。でも、この二人は刑務官と死刑囚という立場だったからこそ、ここまで信頼しあえる親友になれたのだと思います。
お互いに真正面からぶつかり合う二人の姿は本当に感動します。ラストは泣きっぱなしでした。絵柄もかなり特徴があり、少し古い漫画です。ですが、こういった漫画がもっと多くの人の目に触れてほしいと感じます。
回答者:20代 女性
あわせて読みたい