カッコ悪い姿のままあがくことができないあんたの本当の姿は、誰にだって伝わってるよ。そんな人、どの会社だって欲しいと思うわ… | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
カッコ悪い姿のままあがくことができないあんたの本当の姿は、誰にだって伝わってるよ。そんな人、どの会社だって欲しいと思うわけないじゃん
何者 より
そのセリフに感銘を受けた理由
この本において、主人公は常に第三者目線から周りの就活生のことを見下していました。どこかしら周りの就活生のあらを見つけ、それを心の中で批判することを続けていたのです。一方で自分は周りの就活生のことを見下しながら、どこか気取って、就活を続けていました。
しかし、内定を取っていくのは周りのカッコ悪い就活生たちばかりでした。それは、彼らがカッコ悪いにしろなんにしろ、自分のありのままの姿を企業へさらけ出していたからです。主人公は傷つくことを恐れ、頑張るということをせず、常に第三者の観察者として、「何者」として就活を続けていたのです。そんな人間を会社が欲しがるわけがありません。
就活に限らず現代社会においてはそういった第三者目線から周りを批判し、自分で努力してあがくことを怠る人間が多くいます。このセリフは、そういった人々に対する痛烈なアンチテーゼとして機能しているのです。以上の理由から、私はこのセリフに感動を覚えました。
回答者:20代 男性
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