……なにも!!!な”かった…!!!! | 本で出逢った感動の名言

ONE PIECE 39
著者: 尾田 栄一郎
ISBN:4088738721 / 発売日:2005-11-04
出版社.: 集英社

本で出逢った名言・名セリフ

……なにも!!!な”かった…!!!!

one piece より

そのセリフに感銘を受けた理由

このセリフはゾロという、主人公の仲間が放ったセリフです。主人公とゾロをはじめとした仲間達は冒険の途中、ある島でかつてないほどの強力な敵に相見え、その圧倒的な力の差に次々と倒れていきます。

おそらく、仲間の中で最も強いはずの主人公すらも倒れ伏してしまうのですが、その中で唯一つゾロだけは手傷を負いながらも戦い続けます。しかし、その強大な敵は容易くゾロの大事な仲間の命を手にかけようとするのです。もう、ゾロには一つの選択肢しかありませんでした。自分の命を仲間達の代わりに差し出すことです。敵もそれを了承し、ゾロは必死の攻撃を受けることになります。

仲間達の意識が蘇った頃、ゾロの姿が見えないことに気づいた仲間の一人が捜索をし、彼を見つけ出します。そこには想像だにしない血の海が広がっていて、その中心にゾロが立っているのです。「……なにも!!!な”かった…!!!!」この時ゾロが放った言葉は、なんと表現していいのかわからないほどに衝撃を受けました。自分が身代わりになったことを、負い目を仲間に考えさせないために、こう言うのです。

ゾロは剣士なので、武士道とも言えるかもしれませんが、必死のダメージを受け今にも死にかけているのに、こんなセリフを言えるのは何か超越したものを感じました。自分の身をていして、仲間を気遣う彼の言葉に、感動が走りました。

回答者:20代 男性

ONE PIECE 39
著者: 尾田 栄一郎
ISBN:4088738721 / 発売日:2005-11-04
出版社.: 集英社

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