日々、自分自身を変えていく重要性 | [書評]ビッグバン・イノベーション 一夜にして爆発的成長から衰退に転じる超破壊的変化から生き延びよ


「企業に安泰という言葉はない」というのが良く分かる本です。

一世を風靡した大企業がいとも簡単に淘汰され、時代の流れを敏感に感じとった企業が生き残る、という意味合いがタイトルからは感じられますが、書評の中ではそれだけでは済まない根本的な理由が現れていることも感じられます。

書評では様々なエリートビジネスマンの感想が記載されていますが、その取り方は人それぞれで、まさにこの本の中で書かれているビッグバンをどの様に捉えるのかに尽きるでしょう。

追い詰められた危機的な状況と取るか、変革を図るチャンスととらえるかによって、この本に記載されている勝ち組の企業となるのか、負け組の企業となるのかは大きく分かれます。

この本は一見経営者向けに抱えているように思えますし、この書評でも詳しい説明は避けられていますが、それは読む人すべての立場に当てはまる内容であるからです。仕事も同じようなスタンスを長く取り続けているといつかそれだけでは通用しない場面が出てくるものです。

それをどの様に受け止め、自分自身を変えていくことができるかどうかが非常に重要であることが良く分かります。

変革に勝ち抜くためにはどうしたらよいかを解説するような内容になっているとも受け取れますが、決してそれだけではなく、ビジネスに向き合うスタンスにおいては何が重要なのかを考えさせてくれます。


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