ヒット作を生み出した経験やプロセスを振り返ると、既存のヒットに関するデータ・情報を後追いしても上手くいかないものです。

また、自分で新しい仮説を生み出し、これを信じて立証していくことが新しいものを生み出す原動力になるということを訴えていると感じている人が多いものです。

一般的に書評というものはその内容を記載した人の意図が含まれていることも多いものです。基本的には新しい本の紹介、という内容で、その書評を読んだ人がおもしろそうだと思うための内容を記載することも多いものです。

その為、書評を読んで期待を膨らませて読むと実際はたいした内容ではないと感じてしまうことも少なくないものです。

但し、電子書籍やインターネット通販が一般的になり、実際の本屋で本を手に取って読む機会が少なくなった現代では、その書評の意味合いは以前に増して重要になっています。単にあらすじを表記するだけでなく、最も着目して読んでほしいポイントも記載してあることが多いため、書評を見てから実際の本を読むと感じ方がまた変わってきます。

この本は、特に自分で物事を作る人にぜひ見てほしいです。

基本がしっかりしていれば、あとは先入観にとらわれずに自分の発想で考えることが重要であり、また既存の情報はあくまでも過去の情報であり、それにとらわれていては新しい発想は生まれないという事を実際に著者の経験を踏まえ書かれています。