あらゆるものごとのなかでいちばん悲しいことは、個人のことなどおかまいなしに世界が動いていることだ。もし誰かが恋人と別れたら… | 本で出逢った感動の名言

夜の樹
著者: トルーマン カポーティ
ISBN:4102095055 / 発売日:1994-03-01
出版社.: 新潮社

本で出逢った名言・名セリフ

あらゆるものごとのなかでいちばん悲しいことは、個人のことなどおかまいなしに世界が動いていることだ。もし誰かが恋人と別れたら、世界は彼のために動くのをやめるべきだ。もし誰かがこの世から消えたら、やはり世界は動くのを止めるべきだ。

夜の樹 より

そのセリフに感銘を受けた理由

自分にどれだけ辛いことがあろうと、世界は動いていることが実感できる言葉だからです。自分が辛いけれど、それは、他の人も同じで強く生きようと思える言葉なので好きです。世界は広く大きく、自分などちっぽけな存在に思えてしまうかもしれないけれど、なんだかんだで、自分は社会の中の一人として、誰かと関わりを持って生きており、自分が死んでしまったら悲しんでくれる人がいます。

同時に、自分と関わりのある誰かが死んでしまったら、悲しく思います。以前、辛くて辛くて生きるのが大変だったとき、この言葉に出会って、とても助けられました。色んな人がいる中で人との関わりを大切にしたいと思わせてくれて、また、命を大切にしなければいけないと思わせてくれました。当たり前のことを思い出させてくれた言葉です。

回答者:20代 男性

夜の樹
著者: トルーマン カポーティ
ISBN:4102095055 / 発売日:1994-03-01
出版社.: 新潮社

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