本で出逢った名言・名セリフ

親が病気になっても、「親孝行できて、私は幸せ」

斎藤一人 幸せをよぶ魔法の言葉 より

そのセリフに感銘を受けた理由

これは、「斎藤一人 幸せをよぶ魔法の言葉」の137ページにある小見出しです。

私の両親ももう70を過ぎ、伯父母・叔父母も少しずつ欠け始めました。私はずっと関東で仕事をしていましたが、近年の職場の対人環境が原因で精神的に参ってしまい、とうとう長年勤めた職場を退職し地元に戻ることにしました。私は迷うことなく実家に戻ったのですが、両親との久しぶりの共同生活は思った以上にストレスがたまるものでした。

更に30代後半での転職活動は予想以上にうまくいかず、両親ももちろん励ましてはくれるものの、早く仕事を見つけて少しでもお金を入れろという無言のプレッシャーがきつかったです。

そんな時に、今まで病気もしたことがなかった父親が畑仕事中に倒れ、母親と交代で看病する必要がでてきました。転職活動もしながらの介護で、遅ればせながらの厄年が来たかと思った時に、この本をたまたま見つけて衝動買いしました。

自分は不幸続きだと思っていたところにこの本の数々の言葉に励まされ、特にこの親が病気になっても親孝行ができるという考え方は、私の価値観を180度変えてしまうようなものでした。職場を辞めたことも、最後の親孝行をするために地元に戻るためだったかもしれない、と母親に話すと、目に涙を浮かべていました。しばらくは両親とともに、穏やかに過ごしたいと思っています。

回答者：30代 女性