目が見えようが見えなかろうが、人は地図の通りに歩くことはできない | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
目が見えようが見えなかろうが、人は地図の通りに歩くことはできない
麦ふみクーツェ より
そのセリフに感銘を受けた理由
作品中に目の見えないボクサーが出てきます。目の見える主人公は、ボクサーが今まで重ねてきた訓練は、自分には想像もできないほどのものだろうと言うのですが、ボクサーが言うには、「そんなことはない」と。
私は気付きました。もし自分が持っている一つのある道具を相手が持っていないとしても、ないから「普通」じゃなくて大変だろうと勝手に想像するのはどうだろうか。相手にとっては当たり前。当たり前の基準は人によって違うんだということを本を通して知りました。また、恵まれている人だって気付いてないこともあるし、今現在自分が持っているものでしか考えられない自分だけど、自分と立場の違う人の心情を思うことはできるので、本を通して様々な心境を持ち、様々な環境に立つ人物の心情を想像してみたいと思いました。
持っていても最後まで分からない人もいる、分からないこともある。持たずとも想像する力は鍛えることができるのです。
回答者:20代 女性
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