コミュ障の生きる道 | [書評]話しかけなくていい! 会話術
エンジニアは、コミュニケーション能力が低くても、スキルさえ高ければやっていけるのでしょうか?
技術者はとかくコミュニケーションを苦手とする人が多く、自分の世界にこもって自らの技術力を高めることに喜びを見出すタイプが多いです。
もちろん、そのような高い技術力があってこそ成果物を求めることができるものです。けれども多くのプログラマやSEは将来、何かしらのキャリアチェンジが必要になります。
新しい技術についていくことが次第に難しくなり、若く吸収力の高い人材に仕事を奪われることになります。そこで管理職へと移行することになるのですが、そこで必要となるのがコミュニケーション能力です。プロジェクトの進行には多くの部署の様々な人との関わりが必要となります。
そのような時に求められる、人との会話で必要なスキルをこの本から学ぶことができます。
この本では決して、話し方を教えているわけではなく、あくまでも人とのコミュニケーションを上手くとるための話しかけられ方を教えています。
人はどちらかといえば聞くよりも話すことを好むものです。そして相手が気持ち良く話すことができるような方法を学ぶことによって、ビジネス上の付き合い相手から必要な情報を引き出すことも可能となります。
特にプロジェクトマネジャーとなれば、クライアントが求める要望をいかに的確に引き出すのかが重要なポイントとなります。
プログラマやSEが自分のキャリアプランを考えているのであれば、是非読んでおきたい一冊です。
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