時間の切り売りする仕事からの脱却 | [書評]しないことリスト
プログラマとして業務を行っている中で、日々、目先の作業に追われていませんか?
人によっては自分の価値観を否定されると拒絶反応を示す人もいますが、毎日の忙しさに埋没して行き場を失った人にとっては助けにもなる本です。
とかくハードワークなイメージのあるプログラマやSEにとっても、本書は存在感ある一冊となるのは間違いないです。とは言っても何か解決策を提示してくれるわけではなく、何のヒントも得られないかもしれません。
この本は自分の価値観を再確認できる良書とも言えます。
もし忙しく毎日を過ごし、それに充実感を味わっている人であっても、この本を読むことによって妙に納得できるということであれば、少しは余裕を持つ必要があるのかもしれません。
おそらく心では休むことを求めているはずです。
プログラマもSEも、一般的に技術者は突き詰めるタイプが多いものです。そして自分でも気づかないうちに身体にダメージを蓄積して、いずれそれが表面化することにもなりうるのです。
けれども本書を読むことによって、その危険性があるか否かを知ることができます。読了後に共感できる部分がなければ、おそらく無理はしていないのでしょう。共感する部分があれば、心は休息を求めているということです。無理をしてでも休息を取ることが必要です。
長い人生を無駄にしないためにも、エンジニアとしての短い時間を切り売りする必要はないのです。
あわせて読みたい