登場人物の描写が細かく、人間性までもが読み取れるような作品です。 | 読むと旅に出かけたくなる本
登場人物の描写が細かく、人間性までもが読み取れるような作品です。
Into the wild より
有名大学を卒業した主人公が、車、金、家族をも捨て、人生の意味を探す旅に出る物語です。命を精一杯燃やして生きている主人公の姿に、憧れたのを覚えています。人々との出会い、生きることの辛さと喜び。旅を通して得られる本当にかけがえのないものを、まざまざと見せつけられた気がして、旅に出たいと思わざるを得ませんでした。
主人公の旅の舞台は、アメリカとメキシコでした。しかし、本を読んで旅をしたくなったのは、主人公がゴールに決めたアラスカでした。広大な自然の中で、主人公が人間の弱さと小ささを思い知らされるシーンがあります。そこで主人公が目にした景色が一体どのようなものだっのかを確かめたくなったのです。
ヒューマンドラマの最高傑作であるこの作品は、どんな世代の方にも読んでほしいと思います。
回答者:20代 男性
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