何気ない写真、でもボストンを切り取った的確な写真です | 読むと旅に出かけたくなる本
何気ない写真、でもボストンを切り取った的確な写真です
スペンサーのボストン より
推理小説作家のロバート・パーカーが、自書で舞台にしているアメリカはマサチューセッツ州ボストンを、沢山の写真を交えて紹介している本です。私がこの本を初めて読んだのは高校3年生の時で、いかにも外国、ちょっとヨーロッパ風にも見えるボストンという街の写真を見て、絶対ここへ行ってみよう、行くんだと思いました。
パーカーの推理物をもとから読んでいたので、本に出てきていた地名が載っている度に嬉しくなり、当時は今のようにインターネットなどが無かった事から、アメリカの地図を買ってそれで地名を探したりしました。数年後、大学生の時に留学する機会があり、とうとうボストンへ行きました。もちろんこの「スペンサーのボストン」も持って行きました。
本に出ている場所で行ける限りの所を訪ね、今となっては良い思い出です。後のどんなに旅行紀行本などを読んでも、ここまで実際に一か所一か所を訪ねた、というのはこの本だけです。この本はなんとなくお洒落な雰囲気で編集されていて、そんな部分も理由かもしれません。
回答者:40代 女性
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