東南アジアを旅するバックパッカーにインタビューをしながら探す自分探し | 読むと旅に出かけたくなる本


東南アジアを旅するバックパッカーにインタビューをしながら探す自分探し

アジアンジャパニーズ より

当時読んだのが20代でした。一般的な旅行本とは異なり、アジアを旅する若者にスポットを当てた本でした。彼らにインタビューをしながら、著者は内なる自分に存在意義を問いかけています。それがすごく新鮮でした。

当時はパッケージ旅行やツアー旅行が主流で、今みたいに航空券だけを購入して旅するスタイルというのは異色でした。そしてそういったスタイルで旅をしている人にスポットを当てて、リアルな声を聞けるチャンスもほぼなかったです。個人ブログやSNSなんてのもなく、なかなか実態がつかめませんでした。

この本を通して旅をすることで自分探しをしている人の多さを知り、旅とは単純に見たい景色を見るだけが旅じゃないんだ、と初めて実感しました。以降わたくしも旅をしながら、内なる自分に問いかけています。答えはまだ出ていません。

回答者:40代 男性


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