片手にカメラを持って、世界をあっちこっち寄り道したくなる | 読むと旅に出かけたくなる本
片手にカメラを持って、世界をあっちこっち寄り道したくなる
Land Land Land -旅するA to Z より
アルファベットのAからZまでの文字で始まる旅に関するエピソードと、ポラロイドカメラで撮影した旅先のシーンを集めたエッセイ集です。電車のひと駅分ほどの短い旅のお話はどれも気軽に読めて、その瞬間だけでも旅行先に足を踏み入れたような気持ちにさせてくれます。
ポラロイド写真で切り取る風景は、旅先のホテルの壁だったり、現地の人の後姿だったり、マーケットで見つけたがらくただったりと、決して特別な被写体ではないところが旅を身近に感じさせてくれます。
著者が旅に出るのは、こうした心に残る風景に出会うため、という一文があるのですが、まさにその風景を共有させてくれます。片手にカメラを持って、世界をあっちこっち寄り道したくなる、そんな一冊です。
回答者:30代 女性
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