この書籍はいわゆる啓発本の一種であり、ＳＥやプログラマだけではないのですが主に創造的な仕事をする上でどのように考えればいいのか、どのように行動すればいいのかというノウハウを知ることが出来るようになっている格言集とも言える内容です。

まず小さな天才と題している本ではありますが、この本は天才を生み出そうとしているのではなく身近で天才を見てきた人物だからこそ感じ取った「小さな天才になるため」のルール（格言）が記載されているものだというところで、主観的でありながらも客観的に格言を集めているところが評価できると考えられています。

そして格言の内容としてもほかの啓発本に書かれているような珍しくもないものが多い中、それをうまくまとめて分かりやすくしているところが大きなポイントとなっており、どのようにすれば新しい想像を生み出すことができるのか、それをプログラムとして形にすることができるのかというところがさらっと描かれており、読みやすい文章になっています。

そして目次に関してもＳＥやプログラマーなら目を惹かれるようなタイトルのものが多く、よりＳＥとして、そしてプログラマーとしての考えにつなぎやすくなっているというところも大きく評価されているところです。
そのためこれから新しいプログラムの開発に臨もうとしている場合や企画が思いつかなかった場合など、色々な場面でふと読み返してほしい作品だという書評が多く寄せられています。