人工知能×ビッグデータが「人事」を変える


スポーツの世界でもデータを活用するようになっていますが、ビジネスの世界でも確実にその傾向は強まっています。

物事に対する視点の多様性を考えさせてくれる良書であることは間違いないものです。
そしてプログラマもSEも、そのビジネスを円滑にするためのインフラを構築することが仕事である以上、これからのビジネスの動向には十分注視することが求められます。
特に人事に関しては、未だに効率的な人材の選別や適材適所の手法が確立されているわけではありません。
あくまでも人事に関わる担当者の感性に左右される要素が大きいわけです。
また対象者の自己申告を頼る部分も多く、かつ対象者自身も適切に自己申告しているのかわからないものです。
けれどもデータは確実に、あるがままの姿を映し出すことになります。
そしてそれを活用する人工知能はこれから、間違いなくビジネスの中に必須のものとなります。
その開発にも携わる可能性があるプログラマやSEは、これからどのように準備をすれば良いのかも知ることが可能となります。
これからのエンジニアの働き方にすらも変革を与える可能性を秘めた人工知能に関して、そして日本のこれからのビジネスの形の一角を垣間見ることができるようになるものです。

大いに知的好奇心を満足させてくれる一冊です。


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