一里の道は一歩では行かれへん。けんど一歩一歩、弛まんと歩き続けたら、必ず一里先に辿り着ける。お前はんは、もう歩き出したんや… | 本で出逢った感動の名言

銀二貫
著者: 高田 郁
ISBN:4344415329 / 発売日:2010-08-05
出版社.: 幻冬舎

本で出逢った名言・名セリフ

一里の道は一歩では行かれへん。けんど一歩一歩、弛まんと歩き続けたら、必ず一里先に辿り着ける。お前はんは、もう歩き出したんや。転んだなら立ち上がったらええ。簡単に諦めたらあかんで。

銀二貫 より

そのセリフに感銘を受けた理由

私が高田郁さんの「銀二貫」に出会ったのは、社会人になって丁度半年くらいした夏の盛りころでした。その頃丁度、仕事がキツくなってきた頃で、投げ出したくなるようなことに度々ぶつかり、自分は本当にこの業種でよかったのだろうか、もっと別の選択肢もあったんじゃないかと悩み、転職も考え始めていた頃でした。

そんな折り、もともと好きだった、高田郁さんの著書から新刊が出るということで購入したのが、この「銀二貫」です。読み進めていくうちに、どうしようもない運命から寒天問屋で奉公するようになった主人公が、自分の目指す寒天作りに精魂を込めるようになっていく過程に引き込まれて行きました。そして、目指す目標への道のりに迷う主人公へ、登場人物の一人が投げかける言葉が、私の1番好きな言葉です。

「一里の道は一歩では行かれへん。けんど一歩一歩、弛まんと歩き続けたら、必ず一里先に辿り着ける。お前はんは、もう歩き出したんや。転んだなら立ち上がったらええ。簡単に諦めたらあかんで。」という言葉が、まるで自分にいわれているように感じました。

今は苦しいけれども、自分が望んで入った道を実直に目指そうと、改めて感じさせてくれました。それからは、仕事で迷った時、いつもこの言葉を思い出すようにしています。

回答者:20代 女性

銀二貫
著者: 高田 郁
ISBN:4344415329 / 発売日:2010-08-05
出版社.: 幻冬舎

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