【ヴィンランド・サガ】残虐な死と隣り合わせの世界で人々はどう生きたのか | おすすめ漫画感想
この本は11世紀前半の北欧世界を描いた物語です。主人公のトルフィンは幼少期目の前で親を殺され、その仇の部屋に乗船し、決闘においてその仇、アシェラッドを殺害するという野望を10年以上持っていました。トルフィンの仇アシェラッドにも自分なりの野望や、思い、守るべきものがあります。
トルフィンが最初持っていた仇討ちという野望は物語が進むにしたがって変わり、建設的なものに変わっていきます。この時代人々は残虐な世界の中必死に生きていました。死が身近に存在する社会で人々は苦しいながらも自分の守るべきもの、果たすべきもののために頑張っています。
また、この漫画は作者の優れた画力を使い、戦闘シーンや生活描写などが精緻に描かれています。歴史が好きな方にはおすすめの作品です。
回答者:20代 男性
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