愛について学ぶべきことはなにもないのだ、という仮定に結びつく第三の誤りは、恋に≪陥る≫はじめの経験と、愛しているという持… | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
愛について学ぶべきことはなにもないのだ、という仮定に結びつく第三の誤りは、恋に≪陥る≫はじめの経験と、愛しているという持続的な状態、あるいはわれわれがよくないというように、愛の中に≪とどまっている≫こととを混同していることにある。
愛するということ より
そのセリフに感銘を受けた理由
恋の興奮がしばらくすれば、すれ違いなどで終わりを迎えてしまいますが、愛の力をつけた人はずっと自分も、相手も大切にすることができるということを考え直させてくれる一言です。あんなに大好きだったけれど、喧嘩ばかりになってもう昔のようにいかないのだろうかと悩む時、忍耐強い愛を持ちなさいと、そっと叱咤してくれます。
人を大切にしようと思うことで自分の至らなさと向き合うことができ、自分の見えていなかった、あるいは正当化してきた欠点を直したいと思えるようになります。自分が変わることで、お互いの関係を持ち直すことができた本なので、恋愛以外でも人間関係で悩んだ時はもう一度紐解いて読みたいです。
フロムの愛についての論は、人間の本質をも鋭く言及されているため、非常に読み応えがあると思います。
回答者:20代 女性
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