ダーツ好きなら必読のマンガ | [書評]エンバンメイズ(4)

エンバンメイズ(4)
著者: 田中 一行
ISBN:4063881296 / 発売日:2016-03-07
出版社.: 講談社

新たな死闘の始まり

エンバンメイズ4巻では主人公烏丸徨に新たな刺客が襲い掛かります。

今までの展開とは異なり、金のメダルを巡る争奪戦が繰り広げられることになるわけですが、その相手として出てきたのが志道 都という凄腕のダーツプレイヤーで、苦痛を求める探究者という側面を持ち合わせており、自らの苦痛を力にしてさらにレベルアップするというとんでもない強敵です。

4巻ではこの志道 都との戦いがメインで繰り広げられることになりますが、今までにない苦戦を強いられる烏丸の姿が印象的です。今までは敵を欺きブラフで叩き潰すと言った悪魔的な烏丸が見られましたが、今回は本当に苦戦を強いられ非常に厳しい戦いを強いられてしまいます。

試合中にレベルアップする敵キャラクター

今回の敵キャラクターである志道 都が非常に魅力的で、試合中に烏丸のダーツの技術を正座して見ているだけで自分のものにしてしまうと言うとんでもない成長を見せつけてきました。

今回は生死のかかってない試合なので中だるみするかなと思いながら読んでいましたが、決してそんなことは無く敵キャラである志道 都の異常性と成長力がとんでもないため、中だるみすることなく試合が緊迫したまま進んでいったのには驚きました。

金のメダルの意味とは?

接戦の末志道 都との死闘に終止符を打つ主人公烏丸なのですが、この金のメダルの意味は未だに明かされておらず、さらには志道 都の雇い主の登場で次の試合も強制的に決められてしまいます。名前の書かれた金のメダルには一体どのような意味があるのかが非常に気になりますし、志道 都を上回る異常性を見せた次の対戦相手である皆月 司の登場でさらに謎が深まります。

皆月 司も烏丸同様にダーツ施設の出身者であることが明らかになりましたが、今回の金のメダルも施設が関係しているのかどうかが非常に気になるとことです。相手は若干13歳とはいえ人をもののように扱う敵ですので、次の試合も苦戦が予想されます。

エンバンメイズ(4)
著者: 田中 一行
ISBN:4063881296 / 発売日:2016-03-07
出版社.: 講談社

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