主人公の「潤」はどこにでもいそうな普通の女の子です。周りの人たちに幸せをあげたい、笑顔になってほしいという思いで、ふと見つけた町の小さなケーキ屋で働くようになります。イケメンで不愛想な店員や、これまたイケメンで不思議体質な店員とのお店での様子や、個性的な人々に囲まれながらも、笑顔が絶えない毎日を過ごしています。

周りの人たちとの友情や日常風景には思わずほんわかしてしまいます。さらに、恋愛には鈍感な「潤」のじれったい恋の行く末にもドキドキです。時折出てくるシリアスなシーンもあり、いつもの笑顔いっぱいの「潤」がどう乗り越えていくかも気になるところです。落ち込んだ時や暖かい気持ちになりたいときに読みたくなる一冊です。

回答者：20代 女性