【天地の朱】不老不死に関するダークファンタジー「天地の朱」で考える生と死 | おすすめ漫画感想
現代を舞台にした、ダークファンタジー作品です。全6巻で完結しており、ファンタジーとしては短いのではないでしょうか。生と死に関する物語の深さは、ダークファンタジーという名前が本当に相応しいと思えるほどです。
不老不死をどう思うのか、いつか「仕舞い」を迎えるのか、「仕舞い」など受け入れないのか、本当の不老不死とは一体なんなのか、そんな様々な思いが交差していく作品です。悲しい過去を、許すのか、憎むのか。ダークファンタジーではありますが、本当の悪はなんなのだろう、許す彼も、憎む彼も、悪ではないのではないか、と考えさせられます。
不老不死でもなんでもない一般人が物語に入り込むことにより、不老不死の異様性や、主人公の葛藤なども垣間見れます。
回答者:30代 女性
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