【寄生獣】壮大で泣ける、哲学的SFホラー漫画の名作中の名作 | おすすめ漫画感想

寄生獣(1)
著者: 岩明均
ISBN:B009KWUID8 / 発売日:1990-07-23
出版社.: 講談社

まず、作品のテーマが壮大です。一見すると奇をてらった安易なB級ホラー漫画にも思えますが、実際に中身を読むとそれが大きな間違いであることに気づきます。そしていったん読み始めると途中で止められず、最後まで一気に読めてしまうのです。

その要因となっているのは、突飛ながらも地に足の着いた説得力のあるSF的な設定、息をつかせぬ予想外の展開、無駄のないエピソード、巧妙に張り巡らされた伏線、「寄生生物」との迫力ある頭脳戦の数々、そして何より心に残る感動のドラマです。人間とは、生物とは、地球とは?我々はどこから来てどこへ行くのか?ストーリーの中で語られる哲学的な疑問が作品により一層の深みを与えています。

完結して二十年近く経った今でも作品の魅力は全く色褪せず、定期的に読み返したくなる名作中の名作です。

回答者:30代 男性

寄生獣(1)
著者: 岩明均
ISBN:B009KWUID8 / 発売日:1990-07-23
出版社.: 講談社

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