“仕事”と”作業”の違い。成果を出せる仕事とは何か!? | [書評]仕事をしたつもり

仕事をしたつもり
著者: 海老原 嗣生
ISBN:4061385038 / 発売日:2011-09-22
出版社.: 講談社

あなたのやっている仕事、本当に「仕事」ですか?

この本は、冒頭いきなり

あなたは、こんな1日を過ごしていませんか?

という一文で始まります。

満員電車で揺られて、朝礼をすませて、メールを打って(こっそりネットサーフィンしながら)、徹夜で準備したプレゼンをして、定例ミーティングに参加して、交流会(という名の飲み会)に参加して、会社に戻って残業する……。

あれ!? これ、自分だ! と思った人は絶対この本読んだ方がいいですよ。

成果のない仕事をする「量の神話」

本書で何回も出てくるキーワードが「量の神話」というものです。

「考えることから逃げ」
「安易に走り」
「でも、傍目にはその行為が賛美される」

このような仕事は、簡単だから量だけは行える。しかし、成果は至極低い。

こうした「仕事をしたつもり」の人々が本当に多いというのです。

例えば、
・プレゼンの資料を無駄に綺麗に作る
・言われた事は全部メモする
・雑談だけの「実績」を作る顧客訪問
などが、「仕事をしたつもり」になるけれど、成果の出ない仕事です。

自分では気がつかなくても、「いつもやっているから」または「周りがやっているから」とこうした「仕事をしたつもり」の仕事をしている方は、実は多いのではないでしょうか。

大切なのは「目的」を考える事

本書では、上記のような「仕事をしたつもり」の仕事一つひとつに、どうすれば成果が出るようになるか回答しています。

成果がきちんと出る仕事は「目的」をしっかりと持って臨むことが最も重要です。本書では”あなたの目的は何?”という問いの立て方を語っています。

試しに書かれた通りにしてみれば、仕事で成果は上がり、そして結果として無駄な残業や費用がなくなるでしょう。なぜなら、全ての時間を最も重要な1点にフォーカスして全力を注ぐのだから。

この本を読むか読まないかで、これから先の仕事の質、そして自分のキャリアもまったく変わってくるはずです。

仕事をしたつもり
著者: 海老原 嗣生
ISBN:4061385038 / 発売日:2011-09-22
出版社.: 講談社

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