「お前は……アメーバみたいだったんだ。わかりやすく言えば」 | 本で出逢った感動の名言
主人公が小学生だった時の回想シーンで、自分の普通でない残虐な考えであったり、思想に嫌悪感を抱いていて、そういった考えからかクラスにも馴染めず投身自殺を図ろうとした際に’あの人’により言われた言葉です。
厳密には投身自殺を止められ、のちの喫茶店で言われる言葉なのですが、’あの人’いわく、何億年も前に水や光や様々な物質が奇跡的に生物になり、無数の生物がいつしか人間になり、主人公になるまで途方もない時間と奇跡が起きてできていると語られました。
私がこの本を読んでいた時、アルバイトがつらい、サークルがつらい、恋人との関係がつらい、親ともうまくいかないと、くだらないですが嫌なことが重なっていた時期で悩みも多かったのですが、今の私を作ったのは何億年も前からのアメーバから始まり、それが陸に上がり、類人猿になり、先祖になり、自分の親になり、そして自分自身になったと考えると規模が大きすぎてなんだか自分の悩みもものすごく小さいものだったのではと考えることができて、とても感銘を受けたためこの言葉を選びました。
回答者:20代 男性
本で出逢った名言・名セリフ
「お前は……アメーバみたいだったんだ。わかりやすく言えば」
何もかも憂鬱な夜に より
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