本好きならば一度は読んでほしいのがバベルの図書館です。図書館を語るのならばボルヘスは避けられないと思っています。バベルというバベルの塔を彷彿とさせるワード。図書館という全ての言葉を支配するような場所に、言語の混乱の象徴であるバベルの塔のバベルを取っている所が好きです。

図書館にはありとあらゆる組み合わせの言葉があり、自分にとっての「弁明の書」運命をつかさどるような本を探し求めています。なんだか現代のネットワークにも通じるものがある気がして、読んでいてとてもわくわくします。

もしかしたらこのバベルの図書館という本自体もバベルの図書館にあるのでは？と思います。文はとても難解で、理解するまでに時間がかかりますが、まるで宇宙の本を読んでいる感覚になります。

回答者：20代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

第一に、図書館は永遠を超えて存在する。

伝奇集 より