「穴を埋める為の文章を提供してるだけのことです。何でもいいんです。字が書いてあればいいんです。でも誰かが書かなくてはなら… | 本で出逢った感動の名言
「ダンスダンスダンス」もうこのタイトルからしてもう「よめよおまえ!」っていわれているような気がしてならなかったのでよみました。
あの、村上春樹です。あの、っていうしかない普通のひとからしたら「ものすごい文豪(笑)」←これ(笑)って重要なポイントです。
別にどうっていうことではないんです。文化的な雪かきといっしょです。
つまり、彼がいいたいのって彼が本当に書きたいものを書いていないんだ。って延々読者に向かって、説明しているんじゃないか?とすらおもうわけです。
わたしたちが彼の小説なりエッセイなりを「まちのぞんだ」「待望」って言っているかぎり。
彼にとって創作物であるんだかなんだかわからない文章すべてが「文化的な雪かき」にすぎない。つまり「さして重要ではない」といいきかせられているようなもの。
だからその後の村上文学であろうとなんであろうと、実は彼の人生の「余禄」みたいなもので。全部もう出し切ってしまったあとの作品なのかもしれないって
逆説的に思うんです。
だから「文化的雪かき」は大事なんです。さして重要でもないけれど。文字をよむこと文字をつづること。
ソレは別に、普通の人生において重要ではない、いきていくのひさほど必要ではないけれど、呼吸をするように大事なんです。
回答者:40代 女性
本で出逢った名言・名セリフ
「穴を埋める為の文章を提供してるだけのことです。何でもいいんです。字が書いてあればいいんです。でも誰かが書かなくてはならない。で、僕が書いてるんです。雪かきと同じです。文化的雪かき」
『ダンス・ダンス・ダンス』 より
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