この文章はキックボクシングのチャンピオンとある映画俳優の対談の場面で行われた会話です。このセリフの前に映画俳優が「明日死ぬとしたらどうする？」という質問を投げかけて、チャンピオンは「変わりませんよ。毎日してるローキックと左フックの練習」と答えます。俳優は前述のセリフを受け「明日死ぬのに、そんなことするわけ」と笑ったところでチャンピオンが言うセリフです。

私はこの文を読んだとき、私の今の生き方を考えさせられました。人はいつかは死ぬと頭ではわかっているけれど、そのいつかは遠い未来のことだと考えていました。でも「もしかしたら事故や災害で明日死ぬかもしれない、じゃあ明日死んだら私の今日の生き方は後悔しないのだろうか」とハッとさせられたのです。

毎日なんとなく過ごしやるべき事を先延ばしにしてたけれど、時間は有限でどれくらい生きるのかも誰にも分らないという事に改めて気づかされました。毎日全力で生きるなんて事は急にはできないけれど、後悔した日々にならないようにと心がけるようになりました。

回答者：30代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか？」「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか？」

終末のフール より