世に生を得るは事を成すにあり | 本で出逢った感動の名言
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』は、幅広い層に支持される熱気あふれる作品です。この小説で竜馬の発した言葉に「世に生を得るは事を成すにあり」というのがあります。これは「地位や名声を手に入れることだけがこの世に生まれた理由ではない、夢や目標をもちそれを実現することで自分の存在価値を見いだすことが大切である」という意味です。
歳上の40~50歳の人間を観察していると、この価値観を持ち合わせているか否かで、人間のありように随分差が出ているように感じます。大人を見ていると、自分のことにフォーカスできている人間と、周りばかり気にして自分を見失っている人間に分かれる印象があります。
「20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績」とココ・シャネルは言いましたが、自己実現で自分に価値を見出してきた人間は、魅力的に感じられるものです。この竜馬の人生観には現代でも多くの人が共感するのではないでしょうか。
回答者:30代 女性
本で出逢った名言・名セリフ
世に生を得るは事を成すにあり
竜馬がゆく より
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