なりたい職業より、やりたいこと | 本で出逢った感動の名言


私は職種や会社の知名度など、そういうことに価値があると思い込んで、大学卒業後にとあるシステム会社のSEとして社会人生活をスタートしました。しかし、大学での専攻はまったく関係ない業種で、労働環境も厳しかったので、2年ともたずに辞めました。そこから、気づけば4度の転職をしていますが、この本と出会うまでは以前と同じ基準で仕事を選んでいて、やはり長続きしなかったんです。

堪え性が無いと言われればそれまでなのでが、でも、やりたいことが明確になっていればどんな仕事でも、労働環境がきつくても、もう少し頑張れたのではないかとこの本を読んで初めて考え方が大きく変わりました。

大学で学んだからこの職種なんだと決めて、大きな壁を乗り越えられなかったのは、「なぜその仕事」「なにがやりたい」「何をやってるときが楽しいとか幸せだと感じるか」。そういう根拠がまったくなかったからだと気づきました。

やりたい職種というのは、人によっては幸せに働く理由にはならないんだと痛感しました。職種で絞ってしまえば、それだけで求人倍率という厳しい現実を突きつけられます。だけど、やりたいことが明確ならば、もっともっと世界は広がんだと思えるようになり、そしてまた今就職活動に邁進しております。

この言葉は、仕事以外でも通じるものがある気がします。落ち込んだり悩んだりしたときの、私の言葉の処方箋です。

回答者:30代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

なりたい職業より、やりたいこと

サラリーマン合気道 より


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