生命とは絶え間ない流れの中にある動的なものである | 本で出逢った感動の名言
科学者たちは有史以来ずっと、生命とは何か、という命題に取り組んできました。それが一定の同意を得て確定したのが20世紀です。
遺伝子の発見によってそれはこう定義されました。生命とは「自己複製するシステムである」と。しかし20世紀末になってからのある発見によりその定義が揺らいでしまいました。その犯人は「ウイルス」です。先の定義であるならウイルスも間違いなく生命でなければならない。
しかしウイルスには代謝というものがありません。真空で何百年でも生きていられます。化学物質のように結晶化までします。
これが生物か? という疑惑からこの定義が疑われ始めました。この本はその疑惑の回答にたどり着いた作者・福岡伸一の渾身のレポートです。
回答者:50代 男性
本で出逢った名言・名セリフ
生命とは絶え間ない流れの中にある動的なものである
動的平衡 より
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