すずさんがイヤんにならん限りすずさんの居場所はここじゃ | 本で出逢った感動の名言


主人公・すずは若くして実家から出てきて、自分の居場所がなかったすずがあまり仲があまり良くなかったお姉さんに言われてハッとする場面です。戦争が激しくなり、広島は危険なのになぜ主人公は実家に帰らないのか、自分でもわかっていなかった。

しかし、時間が経つにつれて呉という見知らぬ土地は彼女にとってかけがえのない居場所になったのだと思いました。それを支えてくれたのは、彼女を受け入れてくれた彼女の旦那・周作だったし、一緒に住んでいた周作の家族だった。知らない同士が家族になるということは、時間が家族を作るのだと思いました。彼女の居場所はもう自分の生まれた土地ではなく、自分が過ごしてきた土地なのだ。そして、何気ない一言に涙が流れました。

回答者:20代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

すずさんがイヤんにならん限りすずさんの居場所はここじゃ

この世界の片隅に より


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