死を恐れるのは、自ら賢ならずして賢人を気取ることに外ならないからである。しかもそれは自ら知らざることを知れりと信ずること… | 本で出逢った感動の名言
これは尊敬する先輩に教わった本です。中々に含蓄ある本だから一度読んでみるといいよと言われ読んでみました。ソクラテスは講義などで度々出てきます。
無知の知が有名な言葉としてありますが、その精神は今もなお、人びとの心に働きかけ続けているものだと思います。非常に薄い本なので、一日もあれば読めてしまいます。
しかし、一言一句に重みがあります。言葉一つ一つにソクラテスの生き様が反映されているようです。満足な愚者より、不満足なソクラテスの方がいい。
恐れというものの本質は無知なことにあるように思います。知らなければ恐ろしくなって敬遠しがちになる。中途半端でも満足には向き合うことは出来ない。十分に理解することで、正しく恐れることが可能となると思います。そのような精神はビジネスにも応用できます。恐れを抱くときには、自分の準備不足を痛感するのです。
回答者:20代 男性
本で出逢った名言・名セリフ
死を恐れるのは、自ら賢ならずして賢人を気取ることに外ならないからである。しかもそれは自ら知らざることを知れりと信ずることなのである。
ソクラテスの弁明 より
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