チートクラスのキャラ登場 | [書評]ブラッククローバー 5

ブラッククローバー 5
著者: 田畠 裕基
ISBN:4088806301 / 発売日:2016-03-04
出版社.: 集英社

チートクラスのキャラ登場

4巻の最後に、主人公のアスタは敵に拉致されてしまい、どこか知らない場所に行ってしまうのですが、王都襲撃編は序盤の数話で終了することになります。

というのも、最強クラスのキャラクターが、相手を束縛する魔法を使ってしまうので、何もできないような状態を作ることができてしまうのです。最強クラスの魔法を使い、さらに敵の攻撃は全く通らないようなチートクラスのキャラクターの前には、敵は全く無力であることがこの話からわかります。

物語は現代風のイベントへ

その後の展開は、なぜか合コンをする展開になり、ファンタジー物なのになぜか現代風のイベントが用意されているという、ちょっと面白い展開が始まります。

この合コンによって、また新しいキャラクターとの出会い、そして新しい敵との遭遇が始まることになります。全く関係の無い話からの展開は、ちょっと急すぎるところもありますが、それがこの漫画の面白いところと思っています。こうして教会へ手助けに行くことになりますが、やはり相手は魔法を使って、子供から色々なものを抽出しようとする悪党であることがわかります。

教会を舞台としたストーリーの展開

主人公のアスタは、そもそも魔法を使うことが出来ず、魔法を消すことが出来る剣を持って戦うという、RPGなら戦士のようなキャラクターなのです。魔法を消すことが出来るために、その辺の雑魚程度なら全く問題は無いのですが、今回は王都を襲撃したキャラクターの再登場により、事態はかなり変わってしまいます。

キャラクターの再登場が比較的早く、前の話を次の話につなげるようにしているところも、この漫画らしいところだと思っています。

この教会を舞台とした話は、5巻では完了することは無く、アスタがどれだけ攻撃を受けても戦い続ける意思を持っているところで終了することになります。今回の話は、ちょっとだけアスタというキャラクターが、世間で行われていることを知らなかったりする一面が出てきたり、かなり不器用な印象を持たせるところが多いので、1人のキャラクターが成長するところが見られる1冊となっています。

ブラッククローバー 5
著者: 田畠 裕基
ISBN:4088806301 / 発売日:2016-03-04
出版社.: 集英社

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