[書評]デジタル化を勝ち抜く新たなIT組織のつくり方


近年の目まぐるしいデジタル技術の進歩を踏まえ、業務の効率化を重視した従来型のIT組織ではなく、新しいデジタルテクノロジーの活用がポイントとされています。顧客が何を望み、どのような活動をしているのかを把握し、新しいサービスを創出することが必要となります。

急速なデジタル化によって起こるビジネスの環境変化に対し、どのようにIT組織は取り組んでいけば良いのかという難題があります。デジタル化についての技術的な内容も大切で、この本では現在のトレンドについて紹介されています。

また、IT組織の根本的な課題と今後の方向性などが、大きな視点でもって書かれています。ビジネス環境はデジタル化によって変化しており、これからのIT組織は、その変化に順応していかなければ生き残っていけません。そのために組織のガバナンスをどうすうのかという点や、イノベーションに対する施策についても書かれていて参考になりました。

デジタル化を勝ち抜くためのノウハウがびっしりと詰まっている点が、とても役に立ちます。


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