本当のエリートは、早く帰る! | [書評]定時帰宅。~「働きやすさ」を自分でつくる仕事術~


帰れない原因はなにか

あなたは、定時帰宅ができていますか?

もしできておらず、いつもダラダラと残業をしてしまう、という状況にあるとしたら、本書はとても役に立ちます。

まず、そもそもなぜ、「帰れない」のでしょうか。

この質問をすると、大半の方が「自分の仕事が遅いから」と答えます。
ですが、それは完全に間違った考え方です!なぜ帰れないのか。

その本質は、「日本の会社では、仕事は”みんな”でするものだから」です。

もし仮にあなただけが仕事が早く終わっていたとしても、周りの仕事が遅く、仕事が残っている場合、あなたは帰ることができません。

一日や二日、早く帰れたとしても、そういった状況を見た上司や同僚が
「余裕があるみたいだから、これもやって」
とあなたに仕事を振ってきます。

つまり、自分の仕事のスピードがいくら早くなっても、あなたは永遠に早く帰れないのです!

では、どうすればいいのでしょうか。

定時帰宅をする仕事術

本書には、定時帰宅するためのテクニックがてんこもりです!

社畜にならずに、日本の職場でラクに働くためには、戦略的に「キャラ」をうまく利用することです。
つまり、空気を読んで毎日遅くまで残業したり、プライベートを犠牲にして献身的に会社に尽くさなくても許されるような「キャラ」を確立することができれば、社畜にならずとも会社の中でそれなりの地位を保ちながら働くことができるというわけです。

定時に帰るには、その為のキャラ作りが重要です。
そのキャラとは「仕事ができるけど、会社への帰属意識が低い人」です。

仕事ができれば、誰も文句は言えません。そして、会社への帰属意識が低ければ、誰もあなたに残業を強いることができません。

ではそのキャラはどうやって作るのか。

本書では
・不毛な会議を早く終わらせる一言
・「えっそれをもうやったの?」と思わせる
・机の上をきれいにしておく
といったテクニックで、キャラ作りの方法を書いています。

さぁ、明日から早く帰ろう!

いつまで続くか分からない残業は、確実に人を疲弊させます。
「毎日終電間際まで働いています!」なんていう働き方は、長くは続かないものです。

そんな働き方から脱出する為には、早く帰るためのテクニックを身につけること。
あなたも早く帰るためのテクニックを身につけましょう!


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