【書評】「雑草」という名前の草はなく、それぞれが一つとして生きているのです | 植物図鑑
植物図鑑という名前の通り、この作品は物語を展開するかたわらでは植物のことについて広く触れています。特に私たちが普段は気にも留めないような道端に生えている植物にスポットを当てているところが面白いポイントなのではないでしょうか。
「雑草」という名前の草はないのだ、というセリフにははっとさせられるものがありました。その「雑草」だといわれている草にも実はそれぞれに名前があり、それぞれに特徴があり、それぞれに美しさがあるのだということを教えられました。その草を取ってきて調理する方法なども丁寧に描写されているところも面白かったです。
さすがにとってきて調理をしようとは思いませんでしたが、道を歩くときにそのような草に注目することは多くなりました。そこには命があり、それぞれが独立して生きているのだということについて考えさせられました。
回答者:20代 男性
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