私は、両親や母方の祖父母及び母方の親戚の影響で、何かと金銭につき思い悩んだり、金銭に固執してしまったり、物事を全て金銭的な事を中心に考えてしまう癖がついてしまっていました。

進学の時や部活を決める時も、お金がなるべく掛からない事が重視され、就職やアルバイトを考える時は、なるべく収入が多い所を探しました。しかし、お金の為に働く事は、私にはとても厳しい事でした。ある程度までは、お金の為でも頑張れるのですが、どんなに頑張っても、極端に収入が増える事はなかったからです。

初めのうちはその事に気付かず、お金が稼げないのは、自分に能力がなく駄目な人間だから、人よりも収入が少ないのだと、預貯金が増えず、逆に借金が増える自分を責め続けていました。とても狭量で、自分の事しか見えていませんでしたし、自分だけが大変な思いをしていると思っていました。それでいて、何の努力も行動もせず、いつも｢お金さえあれば｣と思っていました。当然、逆にいつもお金がない感覚でいます。

ある時、もっとお金が欲しいという、いつもの考えから、この本を見付け、そんな簡単にお金持ちになれるなら、願ったり叶ったりだな、と思い読み始めました。私は、この本で、考え方が180度変わりました。そもそも、何事にも感謝をしておらず、富がそこにある事にすら、気付こうとしていなかった事に気付きました。

本来お金とは、人を豊かにする為のもので、お金の為に無理をして、いろいろなものを諦めたり我慢をしても、それは、お金の本来の目的ではなく、本来お金とは、人を幸せにする為の道具なのだと、今更ながらに気付きました。自分の心も、誰かに対しても、比べたり争ったりせず、おおらかな気持ちで接する事が出来るようになりました。

回答者：40代 女性