【書評】どんなに辛いことがあっても支えてくれたのは?隣にいてくれたのは?と考えさせられる | 流れ星が消えないうちに
加地くんと奈緒子の誠実な恋愛物語。大切な人の最後に隣にいるのが自分じゃなかった悔しさ、いくらどん底に落ちて自分が落ち込んだとしたとしても周りの人間がどれだけ支えていてくれるのか、恨んだりもしてしまったけど、結局の真実を知りたいという気持ちがずっとわだかまりになって他の人とお付き合いしても消えなかったままの気持ち等、様々な感情が入り混じっている。
この作品を読んでいる時、もし自分が奈緒子と同じ立場だったらと考えるとすごく切なくなるが、家族、恋人が支えてくれていることから自分がどれだけ落ち込んでいても隣にいてくれた人は誰かと考えさせられる。自分の弱みが引き立てられると同時に周りに対しての忘れがち、気づかない感謝を思い出させられる。
失恋した人や、何か辛いことがあった人にオススメしたい。
まさに人生とは谷あり山ありだと気付かされる作品である。
回答者:20代 男性
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