営業をしているので顧客との折衝をする際などに役立ちました。営業やマーケティングの手法がマーケッターである著者の経験から、書かれています。一例は本で紹介されている「認知的不協和」です。

これは心理学用語で「矛盾する二つの認知をした場合に生じる不協和と呼ばれるストレス状態」を指すそうです。具体的には自分の考えと矛盾する言葉を聞いた際に、頭が混乱状態になることです。例えば「レモンは甘い」と言われると、「レモン=すっぱい」と認知している人は、一瞬「どういうことですか？」という思考状態になります。

これが認知的不協和です。この認知的不協和が起きると、人はそのバランスを元に戻そうとします。つまり「レモン=甘い」を理解したいと思うのです。こうすると甘いレモンの説明をしやすくなります。

営業現場でも使われている手法で、相手に認知的不協和を起こすことで、自分の提案を聞いてもらいやすくする効果があるらしいです。

回答者：20代 男性