【書評】死ぬことを受け入れた人の考え方が自分もいざそうなった時に受け入れられると思います | 病院で死ぬということ

病院で死ぬということ
著者: 山崎 章郎
ISBN:4167354020 / 発売日:1996-05-01
出版社.: 文藝春秋

もう20年ほど前になりますが、母が胃癌で闘病していました。スキルス性の一番やっかいなタイプで、余命も宣告されていました。

その母が闘病の時、死期を悟ってか、ホスピスの先生が著書の、「病院で死ぬということ」という本を読んでいました。そして母が読み終わりわたしにも読むように勧められました。

ホスピスは色んな病状でもう助からない患者さんが、穏やかにその死を迎えるための病院です。そんな患者さんと対峙する病院のいろんなスタッフと、患者さんとのいろんな思いや考え方、病院内での過ごし方など、いろんな想いが綴られていました。

死ぬという事とはこういうことであり、わたしの母も癌手術の当日に手術をキャンセルし、その足で病院を退院し、自宅での闘病を選択しました母は余命宣告半年から約一年余を生き、亡くなりましたが、この本を読んでいたから母の死を素直に受け入れられたと思います。

回答者:40代 男性

病院で死ぬということ
著者: 山崎 章郎
ISBN:4167354020 / 発売日:1996-05-01
出版社.: 文藝春秋

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