「失敗したくない気持ち」を利用したキャッチコピー作成法 | [書評]売れるキャッチコピーがスラスラ書ける本

売れるキャッチコピーがスラスラ書ける本
著者: 酒井 とし夫
ISBN:4820717154 / 発売日:2007-12-24
出版社.: 日本能率協会マネジメントセンター

キャッチコピーを勉強する意味

数多くの職種に言える事ですが、相手の気持ちを動かせる言葉を使える事が出来れば、仕事を円滑に進める事が出来ます。なぜなら、相手があなたの作成した文章に注目をしてくれるからです。

究極的にキャッチコピーの目的とは何かといったら、読み手の注意を引くこと

仮に商品を売りたい職種や、文章を作成するお仕事に就いている方であれば、まずキャッチコピーを書いた文章に注目してもらって、あなたが書いた文章を読んでもらいます。

相手の心を動かせるキャッチコピーを使えれば、文章の内容も読んでみようと思ってもらい多くの仕事で成功を納める確率が高くなるでしょう。

失敗を回避したい気持ちを利用?

相手の心を動かしたいと思った時に有効な方法として失敗したくないという気持ちを利用する方法があります。

人間は物事を「うまくやりたい」と思うのと同じくらい、「失敗したくない」という強い気持ちももっています。

その為、キャッチコピーで「◯◯◯で失敗しない方法とは?」などの言葉が有効となってきます。何か仕事を進めていくうちに相手の気持ちを動かしたいと思った時には、このキャッチコピーを利用して、文章の内容には失敗を回避させる方法などを提示すれば、相手はあなたの書いた文章に興味を持ってくれるはずです。

例えば占いでもそうですが、多くの方が朝のニュースの星座占いを本気で信じる方は少ないのではないでしょうか?しかし、そのような方でも「今日は◯座の方は運勢が悪いので、相手とトラブルにならないように気をつけましょう」そのようにTVで放送されたら、どうでしょうか?

恐らく、多くの方がトラブルにならなように気をつけるかと思います。なぜそう思ってしまうのか?それは人間が失敗を回避したいと思う気持ちが強い事である証拠と言えるでしょう。

最初は手軽さを強調!

どの仕事にも言える事ですが、あなたの提示する条件を相手が認めてくれる可能性は極めて少ないのです。その為、最初に提示する条件は、相手が「これはお手軽に試せる」と思ってもらえるような条件を提示する事が重要です。

お客様に取ってもらう「最初の行動=最初の一歩」の障害が小さなものであれば、お客様が行動に至る確率が高くなります。

スーパーなどで「試食コーナー」や「お試し期間」と言って無料で試せるコーナーを体験した事はないでしょうか?

試食やお試し期間こそ、まさにお客様に手軽さをアピールして行動(購入)に移ってもらう為の方法なのです。購入する気がなくても、無料で試したら意外と良い食品や商品だなと考えて、購入してもらうケースは多いからです。

売れるキャッチコピーがスラスラ書ける本
著者: 酒井 とし夫
ISBN:4820717154 / 発売日:2007-12-24
出版社.: 日本能率協会マネジメントセンター

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