天才漫才師が語るビジネスの基本とは | [書評]ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学


宮古島での喫茶店だけじゃない

島田紳助さんというと、今はもう引退されてテレビで見ることはないですが、時々復帰説が出るぐらい、まだまだ人気があるお笑い芸人さんです。その島田紳助さんは芸能界で成功したこたはもちろんみなさんご存知だと思いますが、いろんなビジネスでも成功していることはご存知でしょうか?

宮古島で喫茶店を経営していることは有名なのですが、それ以外にも数々のビジネスを展開していることをこの書籍で知りました。その芸能界、ビジネス界の両方で成功を収めている島田紳助さんが、どんなことを考えてビジネスをしていたのかを細かく書いているのが本書です。漫才師という、言葉を武器にしていた方だっただけあり、とても読みやすく、心に染み入る文章であっという間に1冊を読み切ってしまいました。

全体を通して伝わってくるのは、やはり『超一流の人だということ』、『行き当たりばったりで物事をやっているわけではなく、とてもよく考えて戦略的に行動しているということ』、『楽しいということにフォーカスしているということ』の3点です。

限定的に考えなくてもいい、常識にとらわれる必要もない

しかし、さすがに補足的な説明のために出している事例もとても面白く、約150ページの書籍ですが1日で読み切ってしまいました。この本はサラリーマンの人に特に読んでもらいたい1冊です。今の自分の思考がいかに凝り固まってしまっているということが分かります。

そんなに限定的に考えなくてもいい、常識にとらわれる必要もない、ということが感覚的に理解できるでしょう。芸能界とビジネスの両面からの経営哲学を自分にインストールすることで、今の何倍も面白く可能性に満ちた人生を送るスタートラインに立てる本です。


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