難思の弘誓は、難度の海を度する大船、無碍の光明は、無明の闇を破する慧日なり | 本で出逢った感動の名言

なぜ生きる 2
著者: 高森 顕徹
ISBN:4925253751 / 発売日:2013-12-10
出版社.: 1万年堂出版

本で出逢った名言・名セリフ

難思の弘誓は、難度の海を度する大船、無碍の光明は、無明の闇を破する慧日なり

なぜ生きる2 より

そのセリフに感銘を受けた理由

この本については、親鸞聖人が書かれた「教行信証」やお弟子さんがまとめられた親鸞聖人の教えから、人はどうして生きているのかというのを書かれた本です。「なぜ生きる」も購入していたのですが、まだ納得のいかない部分があって、そう考え込んでいたら、身内をひどい亡くなり方で亡くしてしまい、身内に理不尽な責められ方を受けたりしたり、娘の学校で問題があって、もう「生きて行く事がつらい」と感じたときに、「なぜ生きる2」に出会い、「なぜ生きる」で納得できなかった部分が詳細に解説されていたので、購入しました。

まず、この世に産まれた時点で苦しみが始まっていているというのに、この「なぜ生きる2」では掘り下げて解説をされていて、私が読んで感動した言葉は、すごく難しい言葉ではありますが、現代文にようやくすると「この世の中は苦しみの大船である。しかし、この世に暗闇があったとしても、それは闇を破る光となって知恵になる」というもので、特に親鸞聖人は浄土真宗がみんなに受け入れられるまで、何度も流罪になって、船でいろんなところに移動させられているので、海を「苦行の大海」とよく表現されています。そして、自分自身は「難度の海を度する大船」と表現されて、苦労して大きな苦難がやってきても、それはいいチャンスであり、乗り越えればそれは大きな智慧となると説いていらっしゃって、生きる勇気を頂きました。今でも、いろんな苦しみは続いています。しかし、この言葉を大切にして、毎日を生きていきたいと思います。

回答者:40代 女性

なぜ生きる 2
著者: 高森 顕徹
ISBN:4925253751 / 発売日:2013-12-10
出版社.: 1万年堂出版

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